One Escape Album Lyrics

夕暮に花咲く

綺麗に着飾って包まれる君

最後の「おやすみ」に耳を塞ぐ

泣きそうな空を見上げて

 

夕焼け空 オレンジ色

彩雲が見えた 夏の終わり

最低な僕を叱って 長い旅に出た

 

滑稽な形で引っ張った

歯車は噛み合わないまま

君と過ごしていた刻は止まった

 

知らない方角に吹き始めた 風を追うセレナード

戻れないよ 温もりを知ったから

 

人を信じることが怖くて

本当の僕に蓋をしていた

ああ 馬鹿だな こんなに世界は優しかったのに

小さなため息を聞き取って

抱きしめたその腕を

いつまでも 忘れられないんだ

 

果てなく続く 高層ビル

合間から降り続く雨

上手く生きるってどうすればいいんだ

 

嘘を誤魔化せたら 天才だとか

今どこに立ってるのか 身の程に囚われて 

生きたくないのに

 

本能的に言えなくなってく 言葉に枷がついて

意味が無いよ 口を閉ざしたままじゃ

 

人を裏切るような気がして

優しい人だと演じていた

ああ 馬鹿だな そんな見栄なんて気づかれてるのに

本当の気持ちを引き出して

受け取ったその手を

いつまでも 守らなきゃいけないんだ

 

大事なものを大事と言うことが 偽善ならば

その偽善ごと受けとめていこう

月日が見えない 一生だって 笑えるように

 

もういなくなった君に向けて

花を送ろう

ああ ダメだなあ もう泣かないと決めていたのに

どんなに弱くたって最低な夜だって

もう振り返らない

 

繰り返していく日々の中で

思い出がめぐる この場所から

ねえ 僕らはいつでも夢を見続けてる

君に教わった笑顔はまだ

咲いているから

動き出す 濡れた傘を捨てて

いつの日か また出会う日まで